青の祓魔師 京都不浄王篇

2017年1月より、MBSほか“アニメイズム”枠にて放送予定!

青の祓魔師

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2016.10.18

9/18 青の祓魔師 京まふイベントレポート

 2009年コミックス連載開始。2011年には全26話(番外含む)でのアニメ放送に2012年にオリジナルストーリーでの劇場版上映。あれから数年の時を経て「青の祓魔師」がアニメに帰って来る。新シリーズの制作発表を、ロサンゼルスのANIME EXPO 2016で発表し、世界中を沸かせたアニメ「青の祓魔師 京都不浄王篇」。その舞台ともなっている京都で開催された京都国際マンガ・アニメフェアの会場で、奥村 燐役の岡本信彦、そして原作担当編集の林氏を迎えて、新シリーズとしては初めてのイベントが行われた。

MCに呼び込まれて登壇した岡本の第一声は「みんなー!あの合言葉から行くぞー!せーの!」。すると客席からは「アッシャーー!」の声が。青エクの世界において、人間の住む場所の呼称である「アッシャー」の掛け声。5年前に奥村雪男役・福山 潤の考案で出来たという合言葉だったが、今も忘れられることなく声が返って来たことに驚きつつも笑顔を見せた岡本は「やっとこの名前で自己紹介が出来ます!青の祓魔師・奥村 燐役の岡本信彦です」と挨拶をする。会場からは盛大な拍手が湧いた。そして原作担当編集の林氏も登壇し、イベントはスタートした。

4年ぶりの新シリーズ制作の報を聞いたときのことを振り返る岡本。
「(新シリーズ決定に)驚きましたね。噂では、やるかも、と聞いてはいたんですけど、そこから早4年。でも聞いたときにはやっぱり嬉しくてですね。僕の代表作と言えばやっぱり青エク、奥村 燐なんですよ。それがまた出来るというのはとっても嬉しかったですし、ANIME EXPOで上映されたメッセージ映像で久々に“奥村 燐役の岡本信彦です”って言えた時はジーンときましたね」(岡本)

日米同時公開での新シリーズ制作発表だったということで、原作者・加藤和恵氏と共にANIME EXPOにいた林氏はアメリカでのザワザワした様子を肌で感じた、と話す。
「海外の方は反応が異様に熱くてですね。BEX!って拳をあげながらずっと叫んでいるんです。“BLUE EXORCIST”の略なんですけど、圧倒されました」(林)

 2人の熱い言葉を聞きながらイベントは、改めて本編と劇場版とを振り返ろう、というコーナーへ。岡本が挙げたのは、養父・藤本獅郎が燐を守るために命を絶ち、燐が青い炎の中立ち上がるシーン。
「これが始まりなんですよね。ここから燐の新たな生活や、みんなとの出会いも始まる、という一種のスタートラインになるお話だったのですごく思い出に残っています。音楽も好きで、音楽だけでも泣きそうになってしまって。音楽も好きなシーンです」(岡本)
そして林氏が選んだのは劇場版からファントムトレインのシーン。読み切りマンガとして描かれたエピソードが劇場版の冒頭となったこのシーンでは、その原作の読み切り原稿を描く加藤氏の手伝いにベタを塗ったりしていた、という林氏の思い出も詰まった場面だった。二人の思い出のシーンからこれまでの青エクの名場面を呼び起こしたところで、今度はファンからの質問に答えるコーナーへ。

事前アンケートで収集してあった青エクファンの質問に答えていく2人。「岡本さんが燐くんから学んだこと、こういうところは見習いたいと思うところはありますか?」という質問に「燐は全てがストレート。僕はどちらかと言うと真逆。だからNOと言えるところが素晴らしいなと思います。今年30歳になるので、ああいう男になりたいと思います」との回答。会場のファンも頷ける、燐の魅力を語る。「新シリーズの見どころは?」「この5年で変わったことは?」「京都不浄篇で特に注目して欲しいキャラクターは?」などの質問から青エクの世界を、最も近い場所にいる2人の言葉で掘り下げ、新シリーズへの期待感を高めた。そしてイベントはエンディングへ。

「アニメの方は岡本さんたちの演技で命を吹き込んで頂けると思うので、みなさんも一緒に、2017年盛り上がっていけたらと思いますので、よろしくお願いします。原作も頑張ります!」(林)
「こうやって奥村 燐役として(ステージに)立てるのはすごく嬉しいことです。優しいことのために力を使いたい、と燐が言っている通り、優しさとは何かを考えながら僕もアフレコに臨もうと思っております」(岡本)

 最後も「アッシャーー!」の掛け声でイベントは終了。2017年の放送開始への期待を上昇させて幕を閉じた。いよいよ近づく放送開始の時を、心して待とう。

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2017年 TVアニメ新シリーズ放送決定

BLUE EXORCIST

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